ペプチドリリー（2014年生、母レッドクローシュ）

ペプチドリリー（2014年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋百合。百合の花の様に美しく暑い時にも強く」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時13歳）と交配したレッドクローシュが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月19日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず17着に敗れた。

3歳（2017年）

2月12日、中8週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたビップソルダー決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線に入ると、前で粘るマッセルを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月23日、中7週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。17頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

8月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

4歳（2018年）

1月8日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

2月17日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

9月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

9月22日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は富田暁騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

5歳（2019年）

2月9日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた17戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、春霞賞（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のケルヴィンサイドをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

6月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、猊鼻渓賞（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、続石賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったメスカルを半馬身捉え切れず2着となった。

9月30日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、復興祈念夢あふれる未来へ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた21戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた22戦目は、令和元年台風19号災害被災者支援（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。