スリールサンセール（2019年生、母スリールドランジュ）

スリールサンセール（2019年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「心からの微笑み(仏)。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したスリールドランジュが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月24日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のローシュタインをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2022年）

1月15日、中8週で迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は荻野極騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月5日、中2週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

10月22日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4歳（2023年）

2月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

4月9日、中8週で迎えた9戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5月7日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

6月25日、中6週で迎えた11戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミニョンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月9日、中1週で迎えた12戦目は、スイレン特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた13戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったブラウナイルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月13日、中2週で迎えた14戦目は、所蛍騎手を鞍上に迎えて、ヒマワリ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で所蛍騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた16戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2 C3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた19戦目は、小町舞誕生日記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

11月11日、中1週で迎えた20戦目は、すばちゃん生誕特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で多田羅誠也騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた21戦目は、わたちゃん誕生日特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で多田羅誠也騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた22戦目は、C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で多田羅誠也騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のディーズマヌーバーに4馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

12月28日、中2週で迎えた23戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、歳末特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

5歳（2024年）

1月7日、中0週で迎えた24戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月17日、中0週で迎えた25戦目は、安田晃人生誕記念特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

1月24日、連闘で迎えた26戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3月6日、中5週で迎えた27戦目は、四国の畜産物特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

工藤真司厩舎（高知）へ入厩。

3月20日、デビュー戦は多田羅誠也騎手を鞍上に据えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。11頭立ての9番ゲートからスタート。出走取消となった。

4月7日、中4週で迎えた28戦目は、城野慈尚騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。