ホウエイジェリー（1984年生、母サイレントスノー）

ホウエイジェリー（1984年6月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時10歳）と交配したサイレントスノーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田修一。戦績は、中央平地20戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

5月16日、デビュー戦は山田和広騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったアヤパールにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

6月6日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウスイセイに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったリキサンルビーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したラブリーエリカにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月19日、中1週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタニノマイカを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月18日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は山田和広騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイナショールに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

11月7日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

4歳（1988年）

8月6日、約8か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上400万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の仁山特別（函館芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

10月16日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（11戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったタキノエイジェントにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5歳（1989年）

1月5日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（12戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（13戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（14戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（15戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（16戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。