ナルミチャン（2010年生、母ニットウヴァレリー）

ナルミチャン（2010年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名＋呼称」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時13歳）と交配したニットウヴァレリーが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日東牧場。戦績は、中央平地23戦0勝2着1回、地方8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

8月25日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、クリスタルカイザーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月23日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月2日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2013年）

1月26日、中4週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月9日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた12戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月13日、中8週で迎えた13戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプリーズユアラヴに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月27日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたミニョネット決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグランドアゲンに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2014年）

3月16日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月19日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7月19日、中7週で迎えた19戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

9月6日、中6週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

10月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

12月13日、中6週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

5歳（2015年）

2月22日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた25戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた26戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた27戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた28戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、盛岡プレミアム商品券発行記念賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた29戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、ゆかたのまち盛岡賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエントラールを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、釜石よいさ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた31戦目は、岩手ビッグブルズ賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。