アキノアイランド（1990年生、母ギンザホーク）

アキノアイランド（1990年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のドウカンテスコ（当時8歳）と交配したギンザホークが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は畑内与一。戦績は、中央平地15戦2勝。主な勝ち鞍は1993年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

7月25日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

8月29日、中4週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓のガッツで渋太く持ち堪えて先頭に立ち、最後は2着のトリノマドンナを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

9月27日、中3週で迎えた3戦目は、アラ系3歳オープン（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた5戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた8戦目は、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系3歳400万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた10戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3歳（1993年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/不良）に52kgの斤量を背負って出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた12戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 雨/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキゴシクインを豪脚で半馬身差し切って2勝目を手に入れた。

3月13日、中2週で迎えた14戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

3月20日、連闘で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上800万下（小倉芝1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は久保敏文騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。