サトノオニキス（2013年生、母ミスティックリップス）

サトノオニキス（2013年2月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋パワーストーンの一種」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したミスティックリップスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地19戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

4月2日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフライングレディに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したセンショウレイナにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月25日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルビオンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月10日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4歳（2017年）

1月14日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で坂井瑠星騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で坂井瑠星騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の川俣特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井瑠星騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたサマーローズ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月20日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井瑠星騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のマサノマリリンをクビ差振り切って勝利をモノにする

6月17日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井瑠星騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の恵山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で坂井瑠星騎手（9戦2勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

8月19日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で坂井瑠星騎手（10戦2勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

5歳（2018年）

5月6日、約8か月半の休み明けで迎えた15戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三条特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入った。

5月20日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた18戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。