タカライースタン（1983年生、母ルードーメン）

Takara Eastern

1983.06.19

タカライースタン（1983年6月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパーソロン（当時23歳）と交配したルードーメンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原鈴木牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

古山良司厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

11月16日、デビュー戦は牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は474kg。鞍上は坂井千明騎手。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月7日、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は高市圭二騎手。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4歳（1987年）

2月1日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は樋口弘騎手。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月8日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、タニノキャスターに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月15日、牝馬限定の5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で樋口弘騎手。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のフレンチハッピーをアタマ差振り切ってトップでゴールを走り抜けた。

4月18日、5歳以上400万下の二王子特別（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルゴビクトリーから1馬身差の2位に入線したが、その後失格となった。

4月29日、5歳以上400万下の粟島特別（新潟芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は大江原隆騎手。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月10日、5歳以上400万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月4日、5歳以上400万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイナマーメイドをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月26日、牝馬限定の4歳以上400万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したシンマミーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月30日、4歳以上400万下の石打特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5歳（1988年）

5月14日、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグットホウライに2馬身半の差をつけて勝利を手にした。

6月11日、牝馬限定の5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。