クロスファイア（2001年生、母ミストリポス）

クロスファイア（2001年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「狙い撃ち」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時9歳）と交配したミストリポスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、上水牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ノースヒルズマネジメントによって1,260万円で落札された。

福永甲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

11月30日、デビュー戦は高野容輔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は494kg。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

3歳（2004年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月1日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したザッツヒーローを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月2日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着に入った。

10月16日、中1週で迎えた6戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ノンスタンダードに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、4着に入った。

12月11日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメディアミックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2005年）

1月8日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したオメガダイナソーを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田浩一騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で内田浩一騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

9月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

9月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高野容輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったリリーハンターに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシュアリーゴールドをクビ差振り切って2勝目を収める

10月15日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルガーランドに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月5日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野容輔騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高野容輔騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

5歳（2006年）

3月19日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた21戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたシルクヒーロー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。