エアカサミラ（2006年生、母エアシャドウ）

エアカサミラ（2006年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋スペインにあるガウディが設計した建物（世界遺産）」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時16歳）と交配したエアシャドウが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方18戦3勝。主な勝ち鞍は2009年の秀衡街道レース(一般B2九)。

経歴

デビュー前

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

6月27日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

8月9日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

9月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、めがね橋レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョリーズヒーローに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた6戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、埋蔵文化財調査センターレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマニンペティアンに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月28日、中2週で迎えた7戦目は、秀衡街道レース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネフェニーチェに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2010年）

3月27日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月2日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

5歳（2011年）

4月29日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、日高町水道協会特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた15戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた16戦目は、HOKKAIDO競馬缶発売記念特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田紀忠騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた17戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

7月7日、中1週で迎えた18戦目は、JAにいかっぷピーマン特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた19戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、輝け日高胆振農業特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた20戦目は、マルカシェンク賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた21戦目は、北海道えぞ松特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた22戦目は、合歓の木特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた23戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、日高町建設協会特別（門別ダート2000m 雨/不良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた24戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、オレハマッテルゼ賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた25戦目は、蘭越町おいしいらんこし米特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は小林靖幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた26戦目は、JA富川ルシナ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は石川駿介騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた27戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた28戦目は、五稜郭特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。