キャンドルベリー（2019年生、母ツインキャンドル）

キャンドルベリー（2019年1月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ヤマモモの総称」。毛色は鹿毛。種牡馬のザファクター（当時11歳）と交配したツインキャンドルが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2023年の一般C2十一十二十三。

経歴

デビュー前

辻野泰之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月16日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月19日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

8月21日、中8週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

4歳（2023年）

5月10日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るウラカンを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月22日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアタミセイコーをアタマ差だけ差し切って優勝

9月4日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のノーブルグレイシャに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月18日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5歳（2024年）

2月27日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のタツノキセキに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

7月13日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

9月1日、中6週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

6歳（2025年）

1月26日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた14戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイコネンを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた16戦目は、一般B1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったステキナココロをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

5月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1 B2（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた18戦目は、ネモフィラ賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、カプローニに交わされて6馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイシントゥランにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（6戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のプリンセスナイトに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月6日、中1週で迎えた21戦目は、セリフォス特別（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた22戦目は、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高松亮騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウインチャチャに1馬身3/4の差をつけて7勝目を収める

8月18日、中1週で迎えた23戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、秋桜賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた24戦目は、ハダル賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた25戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定M3のヴィーナススプリント（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた26戦目は、ハヤテ特別（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた27戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、2025盛岡ファイナル特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

12月2日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。