バイオスフィア（2005年生、母スターバイオレット）

バイオスフィア（2005年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「生物圏。地球上で生命体の存在する領域」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したスターバイオレットが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月26日、デビュー戦は中村将之騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、リアルヴィクトリーに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月14日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2008年）

1月20日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエスジーストリームに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

2月23日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

3月8日、中1週で迎えた9戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。