アイルプロテクト（2021年生、母ユーアーマイン）
I'll Protect
2021.03.11
アイルプロテクト（2021年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時16歳）と交配したユーアーマインが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は飯岡牧場。主な勝ち鞍は2023年のスパーキングデビュー。
経歴
デビュー前
1歳のとき、飯岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、日下部勝徳によって1,925万円で落札された。
高月賢一厩舎（川崎）へ入厩。
2歳（2023年）
12月15日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は498kg。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパルクールチェコに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。
3歳（2024年）
1月29日、中5週で迎えた2戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の尉鶲賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデザートトレインに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。
3月11日、中5週で迎えた3戦目は、3歳戦の連翹賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。
8月6日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、朝顔賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、タツノスパークにハナ差交わされて2着に甘んじた。
11月13日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のエスメラルドエクラに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
12月12日、中3週で迎えた6戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、最強UMA決定戦（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ボーイハンターに交わされて2馬身差の2着に敗北した。
4歳（2025年）
1月4日、中2週で迎えた7戦目は、大師特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。
9月12日、約8か月半の休養明けで迎えた8戦目は、軍配賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。
10月16日、中4週で迎えた9戦目は、かわさきジャズBRIDGEアーティスト記念（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で野畑凌騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。
11月7日、中2週で迎えた10戦目は、玄武特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野畑凌騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、オーバルブーケに交わされて2馬身差の2着となった。
11月17日、中0週で迎えた11戦目は、七竈賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野畑凌騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に敗れた。