ツリーナッツヒメ（2013年生、母ウインレジーナ）

ツリーナッツヒメ（2013年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋木の実＋姫」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時12歳）と交配したウインレジーナが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）小田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方28戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

7月9日、デビュー戦は伊藤千尋騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は398kg。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリンカーンシャーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤千尋騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤千尋騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ9（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤千尋騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

11月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月30日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた7戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

12月30日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた9戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

1月28日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の祝☆誕生日!佐藤騎手&尾島先生（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスーパーキャットに1馬身の差をつけて制した。

4月17日、中3週で迎えた15戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（5戦1勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では決め手に欠いて18着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（6戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したサムバディトゥラブにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月1日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の木曽川特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤友則騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた19戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したペプチドコンドルにクビ差届かず2着となった。

9月28日、中2週で迎えた21戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた22戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた23戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた24戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したプルミエエトワールを差し切れず、1馬身差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた25戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったユメカナウに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中1週で迎えた26戦目は、枯山水賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた27戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（10戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

4歳（2017年）

1月12日、中1週で迎えた28戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C18a（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた30戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた31戦目は、レッツゴー大垣記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウワニケを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

4月7日、中1週で迎えた32戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、笠松町商工会特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた33戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。