タマノダイキ（2002年生、母ハレルヤ）

タマノダイキ（2002年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時9歳）と交配したハレルヤが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）冨岡牧場。戦績は、地方25戦5勝2着3回。2005年の荒尾ダービー(地方重賞)に勝利した他、2005年のロータスクラウン賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、冨岡牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

上川薫厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2004年）

8月28日、デビュー戦は新原健伸騎手を鞍上に据えて、2歳戦のルーキーステージ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスターオブコウジに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月17日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のアゲインステージ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカンモンカイキョウを半馬身振り切って2勝目を手にした。

11月23日、中4週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカンモンカイキョウにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月25日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコメットサンサンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利をモノにする

3歳（2005年）

1月31日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた8戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダンシングスキーを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中4週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた9戦目は、3歳地方重賞の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコメットサンサンに半馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

5月22日、中4週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月20日、中7週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の荒炎賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月28日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカンモンカイキョウ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナムラインパルスを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2006年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、マーガレット特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

1月21日、中2週で迎えた15戦目は、福寿草特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた16戦目は、アネモネ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田順治騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた17戦目は、バイオレット特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田順治騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた18戦目は、すみれ特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で吉田順治騎手（10戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月28日、約8か月半の休み明けで迎えた19戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5歳（2007年）

1月23日、中3週で迎えた21戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。