ブリクスト（2012年生、母プロミストスパーク）
Blixt
2012.03.08
ブリクスト（2012年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「稲妻（スウェーデン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時14歳）と交配したプロミストスパークが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2015年のクロッカスステークス(オープン)で2着に入った他、2014年のききょうステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。
吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2014年）
7月12日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るダンツメガヒットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。
8月31日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。
9月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたナヴィオン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
10月19日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。
12月14日、中7週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のこうやまき賞（中京芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダッシングブレイズをハナ差振り切って2勝目をゲットした。
3歳（2015年）
1月31日、中6週で迎えた6戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したニシノラッシュを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。
3月21日、中6週で迎えた7戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。
4月25日、中4週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。
7月25日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の知多特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。
10月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、6着に終わった。
10月31日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したクリノコマチにクビ差届かず2着に甘んじた。
4歳（2016年）
1月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。
2月21日、中3週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のラテラスをハナ差振り切って3勝目を獲得した。
6月5日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。
7月23日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。
5歳（2017年）
4月9日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に敗れた。
5月20日、中5週で迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、6着に終わった。
6月10日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。
7月22日、中5週で迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。
8月13日、中2週で迎えた20戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。
9月16日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。
12月17日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。
6歳（2018年）
3月18日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。
3月31日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。
5月19日、中6週で迎えた25戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。
6月3日、中1週で迎えた26戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。
9月29日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。
10月20日、中2週で迎えた28戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。
12月15日、中7週で迎えた29戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。
7歳（2019年）
1月5日、中2週で迎えた30戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。
2月23日、中6週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。
3月17日、中2週で迎えた32戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルマヘクトールに約12馬身の大差をつけてファンの高評価に応えた。
3月27日、中0週で迎えた33戦目は、春暖特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウランマルに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
4月13日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアウラマイスターに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。
6月23日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた35戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。
7月27日、中4週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの苗場特別（新潟ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。
2019年7月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
10月5日、中9週で迎えた37戦目は、恒例の高知旅行特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったアサクサプライドに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。
11月3日、中3週で迎えた38戦目は、結婚記念おかわり特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ディアレイカにアタマ差交わされて2着に甘んじた。
11月16日、中1週で迎えた39戦目は、もみじ狩り特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（5戦3勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
11月30日、中1週で迎えた40戦目は、小雪特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で嬉勝則騎手（6戦3勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。
2019年12月4日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。