プラージュ（2006年生、母ティティス）

プラージュ（2006年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「渚、浜辺（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時11歳）と交配したティティスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地29戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

13歳のとき、社台コーポレーション白老ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ハシモトファームによって682万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月3日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3歳（2009年）

3月15日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

4月19日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったナムラアウラにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のブルーデザフィーオを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4歳（2010年）

1月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

4月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月9日、中1週で迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のナナツダチをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月22日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったロードキャニオンにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

6月20日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のレイクメリットを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。

8月28日、中9週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月16日、中6週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた16戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5歳（2011年）

1月5日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

2月6日、中4週で迎えた18戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月27日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（5戦1勝）。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の安房特別（中山芝2200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた21戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

10月22日、中3週で迎えた26戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

6歳（2012年）

2月18日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた29戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。