エミッチワンダホー（1999年生、母エイコーヒロイン）

エミッチワンダホー（1999年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のシナノリンボー（当時24歳）と交配したエイコーヒロインが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）西川富岡牧場。戦績は、地方13戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年のアラ系一般C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西川富岡牧場から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、石川県馬主会によって273万円で落札された。

中川一男厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2001年）

9月29日、デビュー戦は殿田倫之騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（金沢ダート900m 晴/重）に出走。馬体重は467kg。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系2歳（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で殿田倫之騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

3歳（2002年）

4月6日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、アラ系3歳（金沢ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で殿田倫之騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月22日、中1週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた4戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で殿田倫之騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユメジに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月3日、中1週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた5戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジピックスに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、トパーズ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエムテイラインに1馬身半の差をつけて優勝

6月17日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エムテイラインに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハリマフドウに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタッカーテンリュウに2馬身の差をつけて制した。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、アメジスト特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた12戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキー（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタッカーテンリュウから4馬身差の2着に敗北した。