スウィートメリナ（2017年生、母スイートウィリアム）

スウィートメリナ（2017年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バラの品種名」。毛色は栗毛。種牡馬のワールドエース（当時8歳）と交配したスイートウィリアムが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高岸順一。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高岸順一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月28日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、4着に入った。

10月19日、中2週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のデイトラインをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

12月8日、中3週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3歳（2020年）

2月8日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3月28日、中6週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月10日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。17頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

4歳（2021年）

1月24日、中9週で迎えた12戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの秋吉台特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。17頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。17頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

3月7日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。17頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず14着に終わった。

5月1日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月9日、連闘で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず14着に終わった。

5歳（2022年）

10月30日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた21戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた22戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6歳（2023年）

1月28日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた24戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/重）に出走。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

4月16日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの医王寺特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

2023年4月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。