スズカブルーム（2002年生、母イエローブルーム）

スズカブルーム（2002年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時5歳）と交配したイエローブルームが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

6月19日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 雨/良）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のウエストミンスターに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月8日、中6週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

3歳（2005年）

3月27日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた5戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた6戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切り、6着を確保した。

5月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったグリシーナに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月31日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジロバーミューズに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月17日、中1週で迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、G2のブリーダーズゴールドカップ（旭川ダート2300m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた14戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

4歳（2006年）

1月8日、中9週で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

5月21日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた19戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた23戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

11月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた25戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、マルチサドル特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5歳（2007年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた28戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた29戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のスズカフローラに1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

7月21日、中8週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤直人騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。