ハニードール（1986年生、母スカラブ）

Honey Doll

1986.04.03

ハニードール（1986年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時14歳）と交配したスカラブが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地9戦3勝。主な勝ち鞍は1990年の初茜賞(900万下 牝)。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月1日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のホコタグローリーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

4月29日、中3週で迎えた2戦目は、4歳400万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた3戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、南田美知雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下の相馬特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた5戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモガミスズカに7馬身の差をつけて制した。

12月10日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

4歳（1990年）

1月13日、中4週で迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の初茜賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイヨコマチに7馬身の差をつけて制した。

2月3日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の白富士ステークス（東京ダート2100m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。