サンマルセレッソ（2018年生、母トウカイセレッソ）

サンマルセレッソ（2018年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーハウンド（当時10歳）と交配したトウカイセレッソが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はびらとり牧場。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、びらとり牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月5日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフクノルッカを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2021年）

2月6日、中6週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

2月21日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスのあざみ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4月17日、中7週で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月23日、中4週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた7戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

9月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

11月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた10戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

4歳（2022年）

3月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月26日、中5週で迎えた12戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、マルチスター特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月22日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

10月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月11日、中9週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた15戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5歳（2023年）

4月8日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は古川奈穂騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

8月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた18戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

9月9日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6歳（2024年）

1月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

2月4日、中2週で迎えた21戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた22戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

4月7日、中5週で迎えた23戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のパラディズムを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

4月26日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2 22（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のビヨンドザバラードに約11馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。