タンギモウジア（2013年生、母シアトルサンセット）

タンギモウジア（2013年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フィジーの国花」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時12歳）と交配したシアトルサンセットが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者は（株）レイクヴィラファーム。戦績は、中央平地11戦2勝。2015年のききょうステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、桑畑隆信によって1,620万円で落札された。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

7月5日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

8月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のマーブルフレンテに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月26日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3歳（2016年）

7月2日、約9か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（6戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタイセイプレシャスをハナ差振り切って2勝目を収める

4歳（2017年）

1月14日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。