ダイカツモミジ（1990年生、母カンザンジヨオー）

ダイカツモミジ（1990年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時13歳）と交配したカンザンジヨオーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）アイオイファーム。戦績は、中央平地25戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳500万下(牝)。

経歴

デビュー前

石毛善衛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

3月7日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったバリアントウイナーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のギャラントシービーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月11日、中2週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョウノキャンバスを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

4月25日、中1週で迎えた4戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての13番人気で18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

5月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のSTV賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

8月8日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の七重浜特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の臥牛山特別（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月19日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月30日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月14日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で後藤浩輝騎手（7戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

12月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4歳（1994年）

3月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、M.ウォルス騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’94セレブレイションカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

4月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

6月12日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた20戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた21戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノーザンマリリンに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

9月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の潮騒特別（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（10戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた25戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。