ラブコマドリー（2007年生、母コマドリ）

ラブコマドリー（2007年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名より」。毛色は栗毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時8歳）と交配したコマドリが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方9戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月7日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、G.ゴメス騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3歳（2010年）

2月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

3月13日、中1週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイアンラチェットに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月20日、連闘で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月17日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

10月12日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、Aiba静内祭特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた10戦目は、ホッカイドウ競馬三石ファンクラブ1（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

12月29日、中6週で迎えた12戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のウィッシュイズワンに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

1月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったゲットアヘッドにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

2月1日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、サクラエンブレムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月3日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトミケンクロワールに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

3月26日、中2週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた17戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた18戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

6月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の水上特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた20戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

5歳（2012年）

1月9日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。14着に終わった。

3月4日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

4月17日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、兼六園賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

10月9日、約6か月の休養明けで迎えた24戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。