サクラバリュー（1984年生、母サクラヒメ）

サクラバリュー（1984年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラシヨウリ（当時9歳）と交配したサクラヒメが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は八田ファーム。戦績は、中央平地10戦2勝。1986年のカンナ賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

7月13日、デビュー戦は嶋田功騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/不良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のアキカイウンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、中6週で迎えた2戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

9月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのカンナ賞（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のトウホーロイヤルに3馬身の差をつけて制した。

3歳（1987年）

2月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月28日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳オープンのバイオレット賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた6戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菜の花賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの菖蒲特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

7月25日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。