ノーザンジュン（2005年生、母シェラムール）

ノーザンジュン（2005年2月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「北海道生まれの＋人名」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したシェラムールが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方18戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上D7三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月23日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた3戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

9月6日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月15日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から30kg絞って迎えた6戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上D7二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したセフティードリームに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月8日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上D7三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るローズドサハラを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

2月3日、中3週で迎えた9戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D4二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったシルクデイジーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上D3四（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したエグザルトを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

3月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上D2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたプリンセスミホ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた14戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったパラダイスオピウムをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（7戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（8戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月2日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（10戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたチョウスター決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月6日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で北野真弘騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で北野真弘騎手（12戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で北野真弘騎手（13戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で北野真弘騎手（14戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で北野真弘騎手（15戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

5歳（2010年）

5月23日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

6月6日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた26戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた28戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた29戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。