シービスティー（2008年生、母カミノウエスト）

シービスティー（2008年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のトーセンダンス（当時6歳）と交配したカミノウエストが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大柳ファーム。戦績は、地方28戦3勝2着1回。2010年の若武者賞に勝利した他、2010年の鎌倉記念(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大柳ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、大柳ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、備前屋によって651万円で落札された。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2010年）

6月10日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は511kg。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

7月21日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、少し速いペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のグレードアメリカンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のシーサイドスター特別（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデイトナコブラを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って2勝目を収める

9月6日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のライバックをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

9月29日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったキスミープリンスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月6日、中9週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた6戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のポートサイドスター特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2011年）

1月12日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

2月17日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンの’11雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月15日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて最後はハルサンサンと並んで12着同着となった。

5月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

10月7日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、相模原市特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（9戦3勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた12戦目は、頬白特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（10戦3勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の初霜特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（11戦3勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた14戦目は、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（12戦3勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4歳（2012年）

3月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた15戦目は、桜月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（13戦3勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた16戦目は、花まつり特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（14戦3勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の春紫苑特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で左海誠二騎手（15戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた18戦目は、立夏特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で左海誠二騎手（16戦3勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた19戦目は、パール特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で左海誠二騎手（17戦3勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた20戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、平塚市特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月27日、中3週で迎えた21戦目は、文月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた22戦目は、くろうま賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた23戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（18戦3勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた24戦目は、九美上特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（19戦3勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた25戦目は、道志川特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（20戦3勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月4日、中2週で迎えた26戦目は、錦秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（21戦3勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた27戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた28戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ポインセチア特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。