ステパノス（2004年生、母アンテリージェ）

ステパノス（2004年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王冠（ギリシャ語）」。毛色は栗毛。種牡馬のフィガロ（当時9歳）と交配したアンテリージェが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地19戦0勝2着2回、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の陽春賞(一般B3三)。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月16日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、6着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み7着に沈んだ。

10月1日、中3週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

12月10日、中3週で迎えた7戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、5着に終わった。

3歳（2007年）

2月3日、中7週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるタカラトゥルーに半馬身届かず2着となった。

3月3日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグレインアートを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月14日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた12戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、冬芽特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた13戦目は、カウントダウン特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

4歳（2008年）

1月18日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、初凪特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したピエールバスターを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

2月21日、中4週で迎えた15戦目は、東風特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のデザートボスに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月10日、中2週で迎えた16戦目は、陽春賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のヤマタカボウシに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月5日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた19戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

8月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

5歳（2009年）

3月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4月18日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

7月2日、中7週で馬体重を前走から32kg増やして迎えた25戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、応援ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた26戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、フルーツ王国よいちサクランボ特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた27戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、輝け日高胆振農業特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。