アイケイバルーン（2000年生、母カクテルライト）

アイケイバルーン（2000年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「地名（愛敬町）＋冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時16歳）と交配したカクテルライトが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）冨岡牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、冨岡牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、冨岡牧場から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場され、広松一義によって367.5万円で落札された。

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月21日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた4戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3歳（2003年）

5月3日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は黒岩悠騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた12戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の郡上高原賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

10月26日、中7週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた13戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアスワンゴールドに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2004年）

6月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。