マイネルエリジオン（2001年生、母ロイヤルディナー）

マイネルエリジオン（2001年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋至福な、理想郷の（ギリシア神話より）」。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時12歳）と交配したロイヤルディナーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）へいはた牧場。戦績は、中央平地8戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、へいはた牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって735万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月20日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2004年）

1月11日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムアラムシャを異次元の末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

2月1日、中2週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月20日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のミレニアムダンサーに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（2005年）

4月30日、約10か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

6月19日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（5戦2勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。