サクセスリップ（2002年生、母リップスティック）

サクセスリップ（2002年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のグレートサクセス（当時8歳）と交配したリップスティックが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方28戦2勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月23日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のエイシンルンナをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

3月12日、中2週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月23日、中7週で迎えた8戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C1四イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

4歳（2006年）

1月2日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1五六（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

2月7日、中4週で迎えた11戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた12戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3月31日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4月5日、連闘で迎えた15戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

8月21日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた18戦目は、いわし雲特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1七（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1六七（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

5歳（2007年）

1月1日、中2週で迎えた24戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、はしやんねっと盃（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

1月19日、中2週で迎えた25戦目は、郡上哲汰満一歳記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた27戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた28戦目は、2007ゆかりん誕生日記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた29戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原良一騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた30戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月17日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般E6（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒロノサンデーに5馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

7月1日、中1週で迎えた32戦目は、大鳥賢次杯特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた33戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般Eハ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニホンピロアーマーに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月15日、連闘で迎えた34戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、一般E2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

7月22日、連闘で迎えた35戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（2戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。