カゼノイタズラ（2021年生、母アンタークティカ）

カゼノイタズラ（2021年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「風のいたずら。空模様の移り変わりより連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時9歳）と交配したアンタークティカが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は沖田牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳C2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、福田光博によって429万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

1月14日、デビュー戦は小林勝太騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

4月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg減らして迎えた2戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

5月28日、中6週で迎えた3戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C2五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木志音騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2四（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木志音騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったプリンセスアメリカに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2四（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木志音騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木志音騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るクイーンズタウンを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月31日、連闘で迎えた8戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、カミノカガヤキに3/4馬身交わされて2着となった。

8月13日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は佐々木志音騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のテンマに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月9日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた10戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したアンナネーヴェにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、ひと、つながる。墨田区賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十五十六十七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月1日、中3週で迎えた14戦目は、谷内貫太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六十七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

4歳（2025年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、一般C2十五十六十七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月10日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2十四十五十六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。