トライアンフウィル（2007年生、母アナーム）

トライアンフウィル（2007年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝利の意志。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルカセット（当時7歳）と交配したアナームが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富菜牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方13戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

当歳のとき、富菜牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,470万円（7.35万×200口）で一口馬主が募集された。

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月30日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

11月8日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた4戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

5月2日、中7週で迎えた9戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

6月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた13戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

8月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入った。

9月18日、中2週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4歳（2011年）

4月26日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた16戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた18戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた20戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般B4三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシゲカツワンダフルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた21戦目は、「1万人チャレンジデー賞」（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた23戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B4二（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般B4三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた25戦目は、富山県畜産振興協会長賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた26戦目は、小松市どんどんまつり特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた27戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般B4二（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

10月26日、中0週で迎えた28戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、いどり祭り特別（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。