ワーズワース（2006年生、母シンボルスカ）

ワーズワース（2006年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イギリスの詩人より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時8歳）と交配したシンボルスカが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地18戦4勝2着3回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の竜飛崎特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ブルードメヤから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、カタオカステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、西村憲人によって1,050万円で落札された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

4月26日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキングオブヘイローに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月28日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

4歳（2010年）

1月31日、中8週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るユウキハングリーを鮮烈な末脚で半馬身差し切って2勝目を収める

3月27日、中7週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月15日、中6週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたフヨウ決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のプロヴィデンスに3馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

9月20日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のオホーツク特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったウインブシドウに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中3週で迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

11月20日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

5歳（2011年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったギンザナイトに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6月12日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプレシャスジェムズを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って制した。

10月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

11月12日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

6歳（2012年）

1月15日、中8週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

2月23日、中5週で迎えた19戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシツジツゴウケンをクビ差振り切って5勝目を収める

3月20日、中3週で迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春分の日特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。