エイシンディクティ（2013年生、母マーゼリン）

エイシンディクティ（2013年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋全知全能の神ゼウスが生まれたといわれる洞窟」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時6歳）と交配したマーゼリンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方25戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C3(牝)。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

7月18日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月21日、中5週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2016年）

4月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた4戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月28日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

9月21日、中4週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた8戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハッピーポケットを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

12月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は竹村達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったチェダーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（2017年）

1月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は5戦連続で竹村達也騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したマルゼンキットを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

2月28日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹村達也騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹村達也騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

3月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹村達也騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた18戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天与の負けじ心を発揮して諦めることなく走り切ったが、4着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

6月4日、連闘で迎えた21戦目は、スモモ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、フラムルージュに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2 11（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-8（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月9日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2ハ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた25戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C2 11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた26戦目は、下村瑠衣騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2-9（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下村瑠衣騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた28戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、剛健生誕5周年特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したトラストレイカを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月18日、中1週で迎えた30戦目は、土佐漆喰特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた31戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。