デナリ（2013年生、母ランフォザドリーム）

デナリ（2013年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高の、最上の（デナッイア語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時15歳）と交配したランフォザドリームが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高瀬牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、寺田千代乃によって3,780万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

12月19日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したアースコレクションを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2016年）

3月20日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のツボミをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

5月14日、中7週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月24日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

4歳（2017年）

1月21日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたイチダイ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

2月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマイネルクラフトを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

3月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5歳（2018年）

9月16日、約18か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。