マイネパシオーネ（2011年生、母コスモルビー）

マイネパシオーネ（2011年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋情熱（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時8歳）と交配したコスモルビーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地20戦1勝2着3回、地方12戦0勝。2016年の大村湾賞(地方重賞)で3着に入った他、2015年の師走賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,000万円（10万×100口）で一口馬主が募集された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月22日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

9月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたクリノイザナミ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったアポロデイライトにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

11月17日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

3歳（2014年）

1月25日、中9週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったテンシノホホエミにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

2月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカレンステイシーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月3日、中8週で迎えた10戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

4歳（2015年）

2月21日、約8か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（8戦1勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず17着に終わった。

4月18日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（9戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月4日、中5週で迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

8月16日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。17着に終わった。

10月18日、中8週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（11戦1勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。18着に終わった。

12月5日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の久住山賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた22戦目は、地方重賞の師走賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

5歳（2016年）

1月2日、中1週で迎えた23戦目は、門松特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞のサイネリア賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた25戦目は、梅花特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた27戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、ファンタスティックカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月9日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、地方重賞の大分川賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の大村湾賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（7戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた30戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、宮之浦岳特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた31戦目は、地方重賞の志布志湾賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（8戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞の大淀川賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（9戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。