ドウカンパート（1987年生、母アプセツト）

ドウカンパート（1987年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフアインポート（当時14歳）と交配したアプセツトが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）秋田農場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方14戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

青木貞男厩舎（宇都宮）へ入厩。

2歳（1989年）

10月30日、デビュー戦は山口健治騎手を鞍上に据えて、3歳（宇都宮ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は485kg。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のケイユウアポロに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口健治騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、川中子健二騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、高橋和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着を確保した。

3歳（1990年）

1月6日、連闘で迎えた5戦目は、4歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口健治騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のドウカンミグをアタマ差制して2勝目をつかんだ。

2月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口健治騎手（3戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月10日、中8週で迎えた7戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口健治騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨシノカザンから2馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中5週で迎えた8戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口健治騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のミスイマイチに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月5日、中5週で迎えた9戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口健治騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口健治騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズミッドビルから1馬身半差の2着となった。

8月7日、中2週で迎えた11戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口健治騎手（8戦3勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた12戦目は、福田三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のききょう特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のステータスアーサに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

10月7日、中4週で迎えた13戦目は、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は山口健治騎手（9戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のタカノペールに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月4日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のしもつけ菊花賞（宇都宮ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口健治騎手（10戦4勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

4歳（1991年）

2月2日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

8月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の越後特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

9月7日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のニシノハヤブサに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月29日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルヨースに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田面木博公騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5歳（1992年）

1月19日、中4週で迎えた24戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

8月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた26戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月19日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上900万下の浦安特別（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で玉ノ井健志騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。