ファニーチック（2003年生、母ラディカルチック）

ファニーチック（2003年2月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「可笑しな娘、こっけいな娘」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時9歳）と交配したラディカルチックが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方25戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年の3歳C3。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下河辺牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

3月26日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は392kg。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

7月3日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月17日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したストームシグナルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月21日、連闘で迎えた7戦目は、3歳C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松学騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村松学騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネルヘルシャーを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で村松学騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るハイフレンドステキを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村松学騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で村松学騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセンリオーを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた13戦目は、中津川特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は村松学騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブルートリニティを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月20日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフェアリードリームに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月27日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコアレスコンドルを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（12戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノーブルスマッシュを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2007年）

1月8日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

1月15日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（13戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた21戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般E2（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた22戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般E2（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた23戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、一般E3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた24戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般Eイ（高知ダート1300m 雨/重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた25戦目は、岡森弘章騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた26戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は竹田吉秀騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月25日、連闘で迎えた27戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。