テンペスタージ（2016年生、母ディラローシェ）

テンペスタージ（2016年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「嵐（ポルトガル語）。兄姉名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したディラローシェが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上C1一。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月18日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2019年）

2月16日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

5月25日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では出色の末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 雨/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

9月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月6日、中4週で迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2020年）

5月23日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月28日、連闘で迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた14戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

2020年7月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月18日、中7週で迎えた15戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったミツルグロウに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジューンスプレインに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月23日、中2週で迎えた17戦目は、高知のお米・ファーストキッス賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた18戦目は、チャンストウライ号メモリアル記念（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラガーヴィーヴに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6歳（2022年）

1月20日、約13か月の休み明けで迎えた22戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた23戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。