アスクチャーチル（2018年生、母ステレオタイプ）

アスクチャーチル（2018年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したステレオタイプが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の名古屋チャレンジカップマスカット賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、廣崎利洋HDによって6,696万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月17日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

7月21日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴィスコンティを豪脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

4歳（2022年）

1月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

2月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

7月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

2022年7月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。