タイランラン（1985年生、母タイロツク）

経歴

デビュー前

3歳（1988年）

2月28日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロングゴーカイに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月20日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（1989年）

7月8日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のミズエナジーをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

11月11日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のミズエナジーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月2日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた11戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のクリスマスキャロル賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（9戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。