ベッサーベルデン（1986年生、母ヒデヤビート）

ベッサーベルデン（1986年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時12歳）と交配したヒデヤビートが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）北英牧場。戦績は、中央平地38戦3勝2着1回、地方2戦0勝。1988年の中京3歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

7月17日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のシンミッチーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月1日、中8週で迎えた3戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳400万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東信二騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳400万下のきんせんか賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月27日、中2週で迎えた6戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下のカトレア賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイランサーを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

12月18日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたゴーゴーキング決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3歳（1989年）

1月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は東信二騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

2月26日、中5週で迎えた9戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1600m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で東信二騎手（7戦1勝）。20頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

5月14日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

7月23日、中7週で迎えた14戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

9月16日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

10月14日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1400万下の嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた18戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた19戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

12月9日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は樋口弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

4歳（1990年）

1月5日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で樋口弘騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた23戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月10日、中1週で迎えた25戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の東条湖特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月17日、連闘で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の摂津特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

3月18日、連闘で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の’90ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は樋口弘騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（6戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月2日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で樋口弘騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

12月15日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた32戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5歳（1991年）

1月13日、中3週で迎えた33戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

1月27日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた35戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた36戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサカエソルジャーに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の壇之浦特別（小倉芝2600m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月14日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた38戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

10月25日、約6か月半の休み明けで迎えた39戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ブルースカイ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた40戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、トパーズ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。13着に終わった。