カシノマーメイド（2003年生、母デビルズウィスパー）

カシノマーメイド（2003年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人魚。人魚のようにすらっとしているので」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時10歳）と交配したデビルズウィスパーが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）長谷川牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月10日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

3歳（2006年）

4月15日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた4戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西原玲奈騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい18着に終わった。

7月17日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトップロードを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中2週で迎えた7戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のギガンテスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオリオンガーネットに2馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

9月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原口義史騎手（2戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。