マイネルパトリック（2004年生、母クリスチャンネーム）

マイネルパトリック（2004年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋マンハッタンにある教会名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時6歳）と交配したクリスチャンネームが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の一般C3七八九。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,800万円（18万×100口）で一口馬主が募集された。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月24日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

8月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

4歳（2008年）

8月6日、約11か月の休養明けで迎えた4戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサーペントラを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

8月20日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したナンヨーミドルを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、一般C3一（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったフィオラノキングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2009年）

5月27日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、一般C3八九十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタケデンゴーストに1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

6月16日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3八九（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3十1112（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトルネードウェイを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

7月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ルイジアナボーイに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中2週で迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコアレスバロンを上がり3位の末脚でハナ差だけ差し切って4勝目を挙げた。

9月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた13戦目は、山野勝也騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた14戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。