ボーディングパス（2013年生、母エリーゼパレス）

ボーディングパス（2013年3月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「飛行機の搭乗券」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープスカイ（当時8歳）と交配したエリーゼパレスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。主な勝ち鞍は2016年の3歳。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月20日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月15日、中7週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3歳（2016年）

1月9日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて最後はマキノジェットと並んで14着同着となった。

3月21日、中9週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

7月25日、中5週で迎えた9戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた10戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウエイオードウに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月5日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイリュウアマゾンに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の薄特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた13戦目は、秋麗特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月7日、中6週で迎えた14戦目は、犬吠埼特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中野省吾騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた15戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、川越氷川祭特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

4歳（2017年）

1月11日、中2週で迎えた16戦目は、「音楽のまちふなばし」カップ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

2月7日、中3週で迎えた17戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた18戦目は、フェブラリー特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月13日、中2週で迎えた19戦目は、サンケイリビング新聞社杯（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1五六（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月10日、連闘で迎えた21戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた22戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、カーネーション賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた23戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた24戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、大宮夏まつり開催記念（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた25戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、SPAT4プレミアムポイント賞in川崎（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた26戦目は、新涼特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた27戦目は、清秋特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた28戦目は、秋麗特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋哲也騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた29戦目は、トパーズ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋哲也騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた30戦目は、カトレア特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋哲也騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5歳（2018年）

1月10日、中2週で迎えた31戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は保園翔也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた33戦目は、狭山市七夕の妖精「おりぴぃ」賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた34戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2五六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた38戦目は、埼玉一の米どころかぞ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2五六（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。