クワントミアモーレ（2003年生、母ブラッシングデビュタント）

クワントミアモーレ（2003年6月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「どれ位私を愛しているの？（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時9歳）と交配したブラッシングデビュタントが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方25戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上C1-9。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

1月15日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

5月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月2日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月12日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/不良）に出走。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた7戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したチェッキーナを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

12月16日、連闘で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のファイブオースを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

2月12日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた12戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月5日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンシノサンディに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月9日、中1週で迎えた15戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒカリエレガンスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月17日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーベルヴィリエに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月15日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた18戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた20戦目は、徐福特設（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた21戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタケノフェローを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月17日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（8戦3勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず3着に終わった。

10月7日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた25戦目は、霜月選抜（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた26戦目は、ウインター（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた27戦目は、クリスマスキャロル（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5歳（2008年）

1月6日、中2週で迎えた28戦目は、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村欣也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンボリヘンデルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

2月2日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、3歳以上C1-10（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた30戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

2月23日、連闘で迎えた31戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。