ニホンピロメリーナ（2014年生、母ニホンピロヴィータ）

ニホンピロメリーナ（2014年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時12歳）と交配したニホンピロヴィータが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。主な勝ち鞍は2018年の名古屋チャレンジカップマース賞(一般)。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

6月4日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮し、最後はウインパソドブレと並んで5着同着となった。

6月25日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

7月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月9日、中5週で迎えた5戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

12月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月27日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 雪/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアフロディーテに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2018年）

1月11日、中1週で迎えた8戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山下雅之騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイアンブルーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

1月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシマツインテールに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、草萌賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシハツレッシャを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

9月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

10月11日、中5週で迎えた15戦目は、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンマルエンパイアに4馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

10月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の再度山特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

5歳（2019年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では目立つような脚を使えず18着に終わった。