クルークハイト（2014年生、母ヴァイスハイト）

クルークハイト（2014年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「聡明、賢明さ（独）。母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時16歳）と交配したヴァイスハイトが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年の釜山ステークス(3勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月9日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、伸びてきたフォーカード決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月17日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3歳（2017年）

1月21日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、逃げるメイスンラックに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月12日、中2週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサイモンミラベルをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

5月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

8月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

8月27日、中1週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

10月7日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた11戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

12月16日、中5週で迎えた12戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたアドマイヤウイング決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2018年）

1月14日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダンツチェックに5馬身の差をつけて優勝

3月3日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4月21日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

6月16日、中7週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウエイコウに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月18日、中6週で迎えた18戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のバニーテールに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

11月10日、中9週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5歳（2019年）

2月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月9日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

6月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの猪苗代特別（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスズカスマートをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

8月24日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの釜山ステークス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るボードウォークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

10月12日、中6週で迎えた27戦目は、太秦ステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた28戦目は、福島民友カップ（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松山弘平騎手（6戦2勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。