プールモワ（1988年生、母ミスアジタカ）

プールモワ（1988年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のプルコワパス（当時18歳）と交配したミスアジタカが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は以頭光雄。戦績は、中央平地21戦4勝2着4回、地方19戦4勝。1990年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山崎彰義厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

6月23日、デビュー戦は岩戸孝樹騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るタニビックガールを途轍もない末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

7月29日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岩戸孝樹騎手（2戦1勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた4戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月29日、中5週で迎えた5戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩戸孝樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた6戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、伸びてきたオショロ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月24日、中5週で迎えた7戦目は、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩戸孝樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、勝ったデーエスロックンにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

12月15日、中2週で迎えた8戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3歳（1991年）

1月13日、中3週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で岩戸孝樹騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ランギクヒメに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月26日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1200m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は小迫次男騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1800m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

5月4日、中9週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は岩戸孝樹騎手（7戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のキョウエイライトを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

6月8日、中4週で迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

7月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のショウリセンリに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの三春ステークス（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は岩戸孝樹騎手（8戦2勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

11月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（9戦2勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネオクルーズを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて4勝目を奪取した。

12月15日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩戸孝樹騎手（10戦3勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

4歳（1992年）

1月11日、中3週で迎えた18戦目は、銀杯（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩戸孝樹騎手（11戦3勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた19戦目は、アラ系4歳以上800万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったマリンパレードに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月25日、中4週で迎えた20戦目は、アラ系4歳以上800万下（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系4歳以上800万下のアラブ特別（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月10日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、小林照男騎手を鞍上に迎えて、マリーン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のスマノウエイに3/4馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

7月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、中津川特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林照男騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のイズミセンジユに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月6日、中1週で迎えた24戦目は、アラブスプリント特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林照男騎手（2戦2勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、鉢形城特別（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林照男騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた26戦目は、川崎港特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林照男騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、アラブマイラーズ特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小林照男騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月30日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた28戦目は、銀の鞍（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小林照男騎手（6戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月26日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた29戦目は、六郷橋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林照男騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のアスキットキングに2馬身半の差をつけて制した。

12月18日、中2週で迎えた30戦目は、飛鳥山特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小林照男騎手（8戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1993年）

1月26日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、白梅特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で小林照男騎手（9戦3勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月5日、中0週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた32戦目は、練馬区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で小林照男騎手（10戦3勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた33戦目は、丹沢湖特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で小林照男騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた34戦目は、芦の湖特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で小林照男騎手（12戦3勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月22日、中1週で迎えた35戦目は、船橋記念（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で小林照男騎手（13戦3勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた36戦目は、春山特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で小林照男騎手（14戦3勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーワンに1馬身半の差をつけて8勝目をマークした。

5月20日、中1週で迎えた37戦目は、長瀞特別（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で小林照男騎手（15戦4勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた38戦目は、夕凪賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で小林照男騎手（16戦4勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた39戦目は、スターライト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で小林照男騎手（17戦4勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた40戦目は、シルバーカップ（浦和ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で小林照男騎手（18戦4勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。7着に終わった。